鹿児島を読み解く、四つの鍵
鹿児島県は、桜島という日常的に噴火し続ける活火山を抱え、屋久島・種子島からトカラ列島、 奄美群島まで南北600kmに及ぶ島々を擁する、日本でもっとも自然のスケールが大きい県のひとつです。 一つは、火山灰や巨大噴火と共存してきた土地の記憶。一つは、天孫降臨神話をはじめとする 神話と、そこから派生した都市伝説の数々。一つは、離島に色濃く残る、来訪神信仰という 本土とは異質な祭礼文化。そしてもう一つは、それらが観光ガイドではほとんど並列で語られない、 「自然」と「怪異」と「史実」の三層構造そのものです。このサイトでは、この四つを軸に、 それぞれのページでたどっていきます。
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それぞれ独立して読めます。噂話から自然の記録まで、興味のあるところから、どうぞ。
火山灰の下で育つ、世界一の大根と世界一小さいみかん。
読む →天孫降臨の峰に突き立つ謎の鉾。抜いたのは坂本龍馬?
読む →7300年前、縄文文化を消した人類史上最大級の超巨大噴火。
読む →干潮の数時間だけ現れる、知林ヶ島と与論・百合ヶ浜。
読む →九州最大のカルデラ湖に潜むという、未確認生物をめぐる論争。
読む →十島村・悪石島だけに伝わる、異形の仮面来訪神。
読む →大晦日の夜だけ現れ、子を諭して去るユネスコ登録の来訪神。
読む →硫黄島に残る、平家物語屈指の悲劇の流刑地をめぐる伝承。
読む →浦島太郎が竜宮城へ旅立ったとされる、薩摩半島南端の岬。
読む →「樹齢7200年」と語られる縄文杉、その裏にある年輪論争。
読む →世界屈指のツル越冬地と、しろくま・黒豚・芋焼酎の玄人話。
読む →概観
詳しい物語は各ページで。ここでは全体の流れだけを。
錦江湾北部を形成した巨大噴火。この火砕流が積もってできたのが、南九州一帯を覆う「シラス台地」。
薩摩半島南方の海底で、過去1万年の地球でも最大級とされる噴火が発生。南九州の縄文文化に壊滅的な打撃を与えたとされる。
種子島に漂着したポルトガル人が伝えた火縄銃が、日本の戦国時代の戦い方を変える。
安永大噴火をはじめ、桜島は歴史上たびたび大規模な噴火を起こし、1914年の大正大噴火では大隅半島と陸続きになった。
寺田屋事件で負傷した龍馬が、妻お龍と霧島を訪れ、高千穂峰の「天の逆鉾」を引き抜いたという逸話が伝わる。
年間数百回の爆発的噴火を記録する、世界でも有数の活動的な火山として、鹿児島市民の日常と隣り合わせにある。